コロナ禍でも楽しめる 春の行楽シーズン
23日の東京は、暖かく、サクラは満開、見ごろを迎えています。春の行楽シーズンを迎える中、コロナ禍でも安心して楽しめるレジャーやサービスを取材しました。
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“宣言解除”2日目となる23日。ちょうど、リニューアルオープンをしたのが、千葉県にある動物園、「市原ぞうの国」と関連施設(アニマル・ワンダー・リゾウト)です。
象の背中に乗ったり、象のパフォーマンスを楽しんだりするお客さんの姿がありました。
お客さん「(リニューアルで)混雑すると思ったんで、密をさけて楽しみたい」
今回、新たに登場した施設が、「エレファント スプラッシュ」。その名の通り、水浴びを豪快に楽しむ象のリアルな生態を、間近に見ることができます。
また、動物園にいる象の出身地、タイの政府観光庁の協力のもと、タイ料理が楽しめるレストランもオープンしました。
実は、今回のリニューアル、感染拡大で一時は、断念することも検討したといいます。
アニマル・ワンダー・リゾウト 佐々木麻衣取締役「(コロナ禍でも)楽しいニュースを動物園からお届けしたいということで(オープンを)決めさせていただきました」
コロナ禍で続く不安な日々。“そんな時だからこそ、思いっきり笑顔になってほしい”と、リニューアルオープンを決意したといいます。
お客さん「(宣言が解除されると)来てみようかなと思いますね」
お客さん「(リニューアル日を)狙ってきたよね」
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緊急事態宣言が解除される中、春休みシーズンで本格化する“春の行楽”。今、家族で楽しめるレジャーやサービスが次々、登場しています。
春のレジャーといえば“潮干狩り”。千葉県富津市では、例年この時期、大勢の観光客でにぎわいますが、今年は感染拡大で営業をやむなく中止にしました。
富津漁業協同組合 平野秀夫副組合長「悲しいっていうか、残念ですよね。コロナがなきゃ、今もお客さんいると思うんですよ」
“宣言解除”などもあり、ようやく次の土曜日(3月27日)に営業が再開となります。
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感染対策をしながら、徐々に、再開しつつある春のレジャー。
ただ、23日の東京の新規感染者数は300人超え。“第4波への懸念”も広がっています。(東京・新規感染者337人)
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そこで、シュークリーム専門店「ビアードパパ」では、親子でおうち時間を楽しめる“ある商品”が売れ筋に。
ビアードパパ 営業企画部 松田知樹さん「おうちでシュークリーム屋さんの体験をしていただけるセットです」
コック帽などがセットになった、その名も「ちびっこパティシエセット」。
実は、このシュー生地、中身は空っぽで、付属のカスタードクリームを、好きなだけ入れることができます。
元々、店で売っているシュークリームも生地のサクサク食感が売りですが、このセットだと、自分でクリームを入れて、すぐに食べることができるため、さらにサクサク感が増すといいます。
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コロナ禍での春の行楽。楽しみ方は広がっています。