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珠洲市で被災者に“車の無料貸し出し”始まる 復旧へ需要高く

2024年2月20日 12:02
珠洲市で被災者に“車の無料貸し出し”始まる 復旧へ需要高く
能登半島地震の発生から51日目。石川県珠洲市では、被災者に車を無料で貸し出す支援が、20日から始まりました。

珠洲市から中継です。

珠洲市の中心部、海沿いの地域でも、津波の被害がありました。動かなくなった車が、放置されたままになっています。

そんな中、車を無料で貸し出す支援が、20日から始まりました。

20日から珠洲市で申し込みの受け付けが始まったのは、被災者や支援活動を行う団体に車を貸し出すサービスで、軽トラックなどを最大3日間、無料で借りることができます。

能登半島地震の後、七尾市や輪島市など、県内4か所に受け付けの窓口が設けられ、このうち、七尾市では、1か月間の長期貸し出しも受け付けています。

津波の被害などで自家用車を失った人が多い中、復旧作業で車の需要が高まることもあり、先月の受け付け開始から、これまでにおよそ1000件の申し込みが寄せられたということです。

利用者は
「17日から金沢に引っ越すので、荷物を運ぶのに大きな車があったらお願いします(と頼んだ)」「ありがたいです。非常にありがたいです」

日本カーシェアリング協会 橋爪笑子さん
「被災された方の力になりたいと(車を)寄付いただいているので、とにかく1日でも早く被災された方の役に立てるようにと活動している」

被災者に貸し出される車は、寄付された中古車ですが、申し込みが多く、不足しているということで、団体では、車の寄付を呼びかけています。