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羽田空港衝突事故 交信記録公表 海保機には滑走路進入の許可なし

2024年1月3日 19:06
羽田空港衝突事故 交信記録公表 海保機には滑走路進入の許可なし

羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故について国土交通省は、管制官と両機との交信記録を公表しました。その記録には海上保安庁の航空機には滑走路進入の許可が出ていないことが示されています。

国土交通省が公開したのは、事故があった羽田空港のC滑走路を離着陸する複数の航空機と管制官との交信記録の一部で、事故4分前の午後5時43分からのやりとりです。その中で管制官から日本航空の航空機に対しては、着陸許可の許可が出ていることが示されていますが、海上保安庁の航空機に対しては滑走路手前の停止位置まで地上走行するように指示されたやりとりはあるものの、滑走路に入る許可が出された記録はありませんでした。

現役のパイロットによりますと、通常は、こうしたやりとりのあと、さらに誘導路から滑走路内への進入許可が改めて出されるということです。

しかし、海上保安庁によりますと2日夜、医師の許可を受けた上で海上保安庁の航空機の機長から短時間話を聞いたところ、「滑走路の進入許可を受けた上で進入した」との報告を受けたということです。

交信記録と機長の認識に食い違いがあることから、海上保安庁は、機内でのやりとり含め事実関係を確認し、運輸安全委員会の調査に協力していくとしています。また、国土交通省は、管制官の指示は現時点では適切だったと考えているとしています。