“ウサギ寺”飼育断念 繁殖力の強さ防げず
“ウサギ寺”として人気の新潟県佐渡市にある「長谷寺」。15年ほど前からウサギが飼育されていましたが、繁殖力の強いウサギは多いときに140匹ほどまで増加。ついに飼育断念を決断しました。
かわいらしいウサギの姿が見られることから“ウサギ寺”として人気だという佐渡市にある「長谷寺」。境内には大きなウサギの観音像まであり、15年ほど前からウサギが飼育されていました。
飼い始めたきっかけは、境内に生える雑草をウサギに食べさせる除草でした。しかし、繁殖力の強いウサギは多いときに140匹ほどまで増加。飼育環境が“過密”で“不衛生”だと保健所から改善を求められたのです。
そのため、繁殖を防ぐ対策に取り組んでいましたが…。
長谷寺・富田宝元住職は―「オス、メスどちらかを去勢それが条件だと。寺ですのでウサギにメスをいれるのはかわいそうだというのが一番大きい」
飼育をやめることを決断しました。
長谷寺・富田宝元住職は―「この度のいろいろな問題でやめるようなことになりまして本当に残念」
ウサギは、島内の家庭や学校などに譲渡されたということです。