×

施設で13人死亡 半数以上入院先決まらず

2021年5月7日 11:59
施設で13人死亡 半数以上入院先決まらず

大阪府内の高齢者施設で先月以降、新型コロナウイルスに感染した入所者13人が亡くなっていたことがわかりました。半数以上が入院先が決まらず施設で療養していました。また、兵庫県神戸市の施設でも10人以上が亡くなるクラスターが発生しています。

大阪府門真市にある高齢者施設「コンフォート門真」では先月11日以降、少なくとも入所者と職員あわせて61人の感染が確認され、このうち男女13人が亡くなりました。施設の定員44人の3分の1に相当します。

亡くなった人のうち半数以上は、入院先が決まらず施設で療養していて、保健所からは、感染者はなるべく施設で対応をするようお願いされていたということです。

一方、兵庫県や神戸市によりますと、神戸市長田区の高齢者施設でも先月14日以降、入所者や職員100人以上が感染するクラスターが発生し、10人以上が亡くなっていることが7日までに分かりました。

詳細は現在、市が調査を進めていますが、病床がひっ迫していることからコロナ患者の多くは、施設内で療養しているということです。