「津久井やまゆり園」での採火式を取りやめ
神奈川県の相模原市は、19人が殺害された障害者施設「津久井やまゆり園」で行う予定だった東京パラリンピックの聖火の採火式について、場所を変更することを決めました。
相模原市は今年3月、共生社会を目指す理念に沿うとして、2016年に19人が殺害された障害者施設「津久井やまゆり園」で、東京パラリンピックの聖火の採火式を開催すると発表していました。
これに対し、一部の遺族や被害者家族らが先月、採火式の中止を求める要請書を市に提出し、市長が遺族らに事前の相談なく発表してしまったと謝罪していました。
遺族らによりますと、7日午前、相模原市から「津久井やまゆり園」を採火場所とする方針を撤回し、場所を変更するという内容の手紙が届いたということです。
市は午後4時から会見を開き、説明するとしています。