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囲碁・井山裕太三冠が「王座」を防衛 通算獲得タイトル数が歴代単独1位に

2024年12月6日 19:55
囲碁・井山裕太三冠が「王座」を防衛 通算獲得タイトル数が歴代単独1位に

囲碁棋士の井山裕太三冠(35)が6日、囲碁七大タイトルのひとつ「王座」を防衛し、通算獲得タイトル数が歴代単独1位となりました。

囲碁七大タイトルのひとつ、「王座戦」の五番勝負第4局が6日、神奈川県秦野市で行われ、王座のタイトルを持つ、井山裕太三冠は午後6時すぎ、挑戦者の芝野虎丸九段(25)に3勝目をあげ王座戦4連覇を果たしました。

これで井山三冠は通算タイトル獲得数が77となり、趙治勲名誉名人の記録を抜いて歴代単独1位となりました。

また、井山三冠は今回の王座戦で通算10期目の王座獲得となり「名誉王座」を名乗る資格も獲得しています。

対局後、井山三冠は「自分なりによく積み重ねてこられた」と語っています。

これまで通算タイトル獲得最多記録を保持していた趙治勲名誉名人からは以下のコメントが寄せられています。

「井山さんに僕の記録を追い超されるたび原稿を頼まれます。腹が立つやら、怒りで胸は張り裂けそうです。この怒り、原稿用紙のマス目に埋めてやる!瞑想三日三晩。不思議なことに怒りより感謝しか思い浮かびません。井山さんに並ばれ、追いつかれ、背中を見られるのは趙治勲 碁打ち冥利に尽きます。井山さんいつまでも美しく、強く、輝いて、俺たち碁打ちに 感動と驚きをください。これですべての記録を破られたので最後の言葉になりました。遙か彼方に行ってしまった井山裕太さんの背中にありがとう」

最終更新日:2024年12月6日 19:55