全日空 夏と冬のボーナスを支給しない方針
全日空が、従業員に対する今年度の夏と冬のボーナスを支給しない方針を固めたことがわかりました。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で利用者が大幅に減少している全日空は、従業員に対する今年度の夏と冬のボーナスを支給しない方針を固め、10日、労働組合に提案しました。
組合と合意すれば、年度を通してのボーナスがゼロになるのは記録が残っている1962年以降、初めてです。
全日空は、コロナ前は夏と冬にそれぞれ月給2か月分のボーナスを支給し、業績連動分を上乗せしていましたが、去年は、夏は月給1か月分で、冬は支給しませんでした。
今後は労働組合との協議が行われますが、全日空は、「無利子の緊急融資などで社員の生活を支援しつつ、この難局を共に乗り越えていきたい」としています。