IOCコーツ氏、宣言下でも「大会は開催」
東京オリンピック・パラリンピックについて、IOC(=国際オリンピック委員会)のコーツ調整委員長は、緊急事態宣言が出ていても「大会は開催する」と強調しました。
IOC・コーツ調整委員長「(Q:宣言下でも大会開催するか?)緊急事態宣言下でもテスト大会を5つ成功させた。答えはイエスだ!」
コーツ委員長は、大会の運営状況を確認する会議後の会見で、このように述べたうえで、日本の世論調査で大会開催への支持が低いことについて「ワクチンの接種人数が増えれば、支持も増えるのではないか」と自信を見せました。
一方、組織委員会の橋本会長は大会開催の実現に向け「来日人数の削減」「行動・健康管理」「医療体制の見直し」の3つを徹底すると述べました。
医療体制については、現時点で1日あたり、医師は最大230人、看護師は310人程度必要と想定していて、全体の8割程度は確保の見通しがたっているということです。
また、当初、大会期間を通じて1万人程度必要とされていた医師や看護師などは3割程度減る見込みで、今後、観客上限についての判断後に変動するとしています。