パプアニューギニアの火山で大規模噴火 日本への津波調査中
気象庁によりますと、日本時間の20日午後3時半ごろ、パプアニューギニアにあるウラウン火山で大規模な噴火が発生し、噴煙がおよそ1万5000メートルの高さまであがったということです。
この噴火を受けて、気象庁は日本への津波の影響について調べていますが、午後6時40分までに国内外の検潮所では、目立った潮位変化は観測されていないということです。
また、気象衛星ひまわりの画像でも、噴火に伴う気圧波による変化はみられていないということですが、気象庁は今後の情報に注意してほしいと呼びかけています。
2022年1月には、南太平洋のトンガの海底火山で大規模な噴火が発生しましたが、この時は、気圧波によって大きな海面変動が生じ、日本の沿岸では1メートルを超える津波が観測されました。
このため、気象庁は、噴煙の高さが1万5000メートル以上に達する大規模な噴火が発生した場合、津波発生の可能性について情報を発表することにしています。
画像提供:気象庁