ベルト型に…布団も“涼風”ファンが進化!
本格的な夏を前に今、注目されているのが、涼しい風を作り出す「ファン」付きのアイテムです。着る服を選ばないベルト型のものや、毎日使う「布団」まで登場し、進化を続けています。
都内の建設現場。
大和ハウス工業東京流通工事・照崎一真現場所長
「マスクをして夏を迎えるということで、今まで以上に暑くなると思うので」
26日も、東京都心の最高気温は26度となり夏日に。安全のため長袖を着て作業していますが…。
作業員
「ファンがついてて、空気を中に取り込んで(作業着の)中が涼しい」
「汗が乾くので涼しく感じる気がします」
およそ20人の作業員、全員が身につけていたのは、「ファン」が付いた作業着です。
大和ハウス工業東京流通工事・照崎現場所長
「空調機(ファン付き作業着)に関しては、熱中症対策になります。1度着た方は『もうこれがないと夏は過ごせない』と言っている方もいるので」
すでに作業員の間では欠かせないという「ファン」付きアイテムです。
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気象庁によりますと、全国的に気温は「平年並みか高い」と予想されている今年の夏。都内の雑貨店では、さっそく、去年、ファン付きアイテムの人気が高かったことから、売り場を1.5倍に拡大し、設置時期も早めたといいます。
中でも特に多いというのが、手で持たなくても風を感じられるハンズフリーの商品。日傘などに取り付けられるクリップ型や、マスクで蒸し暑い顔周りにぴったりな首かけタイプのものもあります。
今年、新たに登場したのは、ファンが付いたベルト。上向きに風が出るようになっているので、腰に取り付けると、上半身に冷たい風が行き渡って涼しく感じ、ベルト型にすることで服を選ばず、大人だけでなく、子供も使えるといいます。
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さらに、毎日使うものにもファンを使ったアイデア商品が!
アテックス企画マーケティング部・木下夏生さん
「普通の掛け布団にみえるんですけど、ここにファンがついてまして、ここを押すと」
空気を吸い込み、ふわっとふくらむ布団。足元に付いたファンから布団の内部に風を通すことで、湿度や温度が上がるのを抑えてくれるといいます。
その寝心地は――
記者が体験したところ「ファンは回っているんですが、風自体は感じません。軽くてふわっとした間隔で、気持ちよく眠れそうです」とのことでした。風が直接当たらないため、夏場の冷房が苦手な人などにも適しているといいます。
進化するファン付きアイテムで、暑い夏も快適に過ごせそうです。