謎の巨大肉食鳥、目撃相次ぐ…一体どこから
千葉県などで今、巨大な“謎の鳥”の目撃情報が相次いでいます。一体、どんな鳥なのでしょうか。
◇◇◇
草むらの中にたたずむ巨大な鳥。目や首の周りが特徴的な赤色で、体長は1メートル以上あるように見えます。
長く大きなくちばしで緑色の生物をパクりと捕食。先月31日、千葉県柏市で撮影された巨大な鳥。南アフリカの“サバンナ”に生息する、肉食で絶滅危惧種の「ミナミジサイチョウ」とみられています。
目撃情報は隣の我孫子市でも。男性は同じく先月31日、巨大な鳥を目撃したといいます。こちらの鳥も目や首の周りが特徴的な赤色。
ミナミジサイチョウを目撃した大杉哲郎さん
「見た時はビックリしましたよ。結構大きかったですね。羽を広げた時には2m」
カエルやヘビを食べたり座ってくつろいだりしたあと、飛び立って行ったといいます。さらに男性によると─。
ミナミジサイチョウを目撃した大杉哲郎さん
「去年撮影したやつです。同一(の鳥)と思うんですね。くちばしから同じですから」
およそ1年前にも、同じ個体とみられる鳥を目撃していたといいます。実はこの「ミナミジサイチョウ」、去年3月に茨城県牛久市で確認されて以来、千葉県内で相次いで目撃されているのです。
実際に過去に目撃された場所に行ってみると…。たくさんの鳥は、はばたいていたものの、残念ながら「ミナミジサイチョウ」の姿をとらえることはできませんでした。
◇◇◇
相次いで出没する巨大な鳥に、地元の人は。
地元の人
「うちの子より大きい。僕より大きい。怖いですね。逃げます」
「(あまり飛ばないようだが…)飛べない~?それじゃあ誰かが持ってきたか、それとも船に乗って連れてこられたか」
サバンナに生息するはずの鳥は、一体どこからきたのでしょうか。実際に「ミナミジサイチョウ」を飼育している千葉市内の動物園は、「野生の個体が日本にいることは考えにくい」といいます。その上で、「動物園や個人が飼育しているものが逃げた可能性がある」ということです。