オスのフクロウが“産卵”? 動物園で…
動物園でオスとして飼育されていた4歳のフクロウが卵を産み、飼育員たちに衝撃が走りました。
卵をのぞき込む1羽のフクロウの写真。どこか不思議そうな目で見つめています。
この写真と共にSNSに投稿されたのは「#飼育員どよめく」の ハッシュタグ。
なぜ、どよめいたのか? 飼育員に話を聞くと…
周南市徳山動物園・飼育員 小柳津未和さん
「オスと聞いていたので、卵を産んだという事実に皆がえーって」
このフクロウは、オスとして飼育されていたのです。
周南市徳山動物園・飼育員 小柳津未和さん
「全員でざわざわしました。え、オスじゃなかったのって」
今回、メスだと判明したのは、山口県周南市の動物園で飼育されていたメンフクロウの「アイ」。なぜ、これまでオスだと思われていたのでしょうか?
周南市徳山動物園・飼育員 小柳津未和さん
「血液を検査に出して性別をみていただいたのですけど、オスという結果でした」
現在4歳のアイは、生後3か月からこの動物園で飼育されていましたが、見た目では性別がわかりづらく、ずっと性別不明のままでした。そこで、2020年11月に血液を使った性別鑑定を行ったところ、「オス」という結果に…
それが突然、4日の朝に産卵。メスという事実が初めて判明したという事です。
メンフクロウはDNAのデータが少ないため、このような事が起こったと考えられるといいます。
アイが産んだ卵は、20グラムで4センチほどですが…
周南市徳山動物園・飼育員 小柳津未和さん
「今回、無精卵なので、アイちゃん1羽だけで産んだので…」
無精卵のため、ヒナがかえる事はなく、保管していくという事です。
周南市徳山動物園・飼育員 小柳津未和さん
「アイの体調を見ながら、お外に出ていたり、中で休んでもらったり、体調を見ながらアイちゃんのケアをしていく予定です」