東京五輪の新旧聖火トーチが共演 青森
57年前、東京オリンピックの聖火リレーで使われたトーチとことしのトーチが青森市の高校で共演しました。
57年前とことしの聖火リレーのトーチが共演したのは青森北高校です。県内の聖火リレーが公道の一部で中止されたことを受けてグラウンドで代わりの学校行事が開かれました。
行事では青森市で行われた聖火リレーの代替イベントでランナーを務めた女子陸上部3年の工藤莉里さんがことしのトーチを持って、女子陸上部のキャプテン・高橋亜衣香さんが57年前のトーチを持って走りました。
高橋さんが持つトーチは当時、陸上部の3年生だった小山内道廣さんが県内の第1走者として北海道から来た聖火を引き継いだ際に使われました。
ほかの生徒の応援を受けながら2人は本来の聖火リレーで走る200メートルの距離を走りきり、そろってゴールしました。
青森北高校 女子陸上部・高橋亜衣香キャプテン「昔のトーチを持って走ることができるというとても貴重な経験ができてすごく光栄でうれしく思います」
青森北高校 女子陸上部・工藤莉里さん「(オリンピック)がまた東京に来る時、北高の生徒が走ってくれれば良いなと」
生徒たちは次の東京オリンピックでも青森北高校から聖火ランナーが誕生することを願っていました。