藤井二冠“初防衛”王手 棋聖戦第2局勝利
将棋の藤井聡太二冠が、初の防衛戦となる棋聖戦五番勝負の第2局で挑戦者の渡辺明三冠に勝利し、初防衛に王手をかけました。
五番勝負の第1局で勝利した棋聖の藤井二冠。18日の第2局は、兵庫県洲本市のホテルで行われました。
対局はほぼ互角で進み、見守る棋士からは挑戦者の渡辺明三冠が優勢では、との声も聞かれましたが、藤井二冠は持ち時間をほぼ使い切ってから鋭い手で優勢に持ち込み、開始からおよそ11時間後、171手で勝利しました。
最年少でのタイトル防衛に王手をかけた藤井二冠ですが、防衛すると、昇段規定により最高段位の九段に昇段することになり、挑戦者の渡辺三冠が持つ、21歳7か月での最年少九段昇段記録を大幅に更新します。
新たな記録樹立となるか、第3局は来月3日、静岡県沼津市で行われます。