上野動物園は、ジャイアントパンダの「シンシン」が出産した双子の赤ちゃんパンダの身体検査を行いました。体重や便の状態から、双子は母乳を飲んでいるとみられ、健康状態は良好ということです。

２３日、双子の赤ちゃんを出産した上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」。午後３時に新たな映像が公開されました。

２４日午前１時２９分、シンシンは１匹の赤ちゃんを抱っこしていましたが、飼育員が取り上げ保育器に移します。その１分後、保育器で管理していたもう１匹の赤ちゃんを戻すと、シンシンが赤ちゃんを抱く様子がみられました。

実は、ジャイアントパンダは２匹以上出産した場合、母親が同時に保育することが難しいといいます。そのため、１匹は保育器に入れて飼育員が世話をしていて、タイミングを見て、２匹を交換するということです。

上野動物園は身体検査の結果も発表。１匹が体重１１６グラムで、初めて測定された体長は１３．４ｃｍ。もう１匹は、体重１３１グラムで、体長は１５ｃｍでした。性別はまだわかっていません。

体重や便の状態から、双子は母乳を飲んでいるとみられ、健康状態は良好ということです

　　　◇

地元の上野周辺では、早くもパンダフィーバーに！台東区の人形メーカーで、２５日から限定販売が始まったのは、父親のパンダが双子を抱いているぬいぐるみ。でも、なぜ父親なのでしょうか。

人形問屋久月・横山久俊専務
「ママパンダに双子を抱っこしてもらおうと思ったのですが、小さかった。パパの大きな体で、子供を守ってもらおうと」

来店客
「双子が生まれたなんて最高ですよね。日本全国みんなわくわくして」

４年ぶりに出産した母親のシンシン。出産による疲労がみられるものの、健康状態に問題はないということです。