9日(木)から10日(金)にかけて、前線を伴った低気圧が日本海を進み、この低気圧から伸びる寒冷前線が西日本から北日本を通過する見込みです。

低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むほか、上空には寒気も南下するため、大気の状態が非常に不安定となりそうです。

鹿児島や熊本では、すでに所々で雨雲が発達し、午前10時現在、鹿児島県には『竜巻注意情報』が発表されています。（午前11時まで有効）

この後、四国でも昼ごろから、中国地方でも夕方以降は雨が降り出すでしょう。また、近畿や東海、北陸では、日中は日差しがありますが、夕方以降は次第に雲が広がり、夜は雨や雷雨となる所がありそうです。

大気が非常に不安定なため、積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風が起こるおそれがあるほか、晴れていても天気が急変して急に強い雨が降り出す可能性があります。

「真っ黒い雲が近づいてきた」「雷の音が聞こえてきた」「急に冷たい風が吹いてきた」など、積乱雲が近づく兆しがある場合は、建物内に避難するなどして安全を確保して下さい。

そして、9日(木)は広く晴れて気温が高くなる関東でも10日(金)は不安定な天気となる見込みで、明け方から日中にかけて雨雲が発生・発達し、所々で雷雨となる所がありそうです。

天気予報や今後の情報に注意してください。