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路線価6年ぶり下落 観光地などコロナ影響

2021年7月1日 11:00
路線価6年ぶり下落 観光地などコロナ影響

相続税を計算する際の基準となる「路線価」が公表され、全国平均が6年ぶりに下落しました。新型コロナウイルスの感染拡大で観光地などに影響が出ています。

1日に国税庁が公表した「路線価」の全国平均は、去年に比べて0.5%下がり、6年ぶりの下落となりました。新型コロナの感染拡大後、初めての評価となり、全国39の都府県で路線価が下がりました。

人気の観光地、浅草一丁目の雷門通りで11.9%、奈良市東向中町の近鉄奈良駅前で12.5%下落しました。国税庁は下落の原因について、コロナで外国人観光客が減ったことなどが影響しているとみています。

一方、全国最高額となったのは、36年連続で東京・銀座の鳩居堂前で、1平方メートルあたり4272万円となりました。