新型コロナウイルスの影響で去年、登山道が閉鎖された富士山が１日、２年ぶりに山開きを迎えました。

１日の富士山は、梅雨前線の影響で大荒れの天気となり、ご来光を拝むことはできませんでした。このため７合目では、登山者の姿はほとんど見られませんでした。

一方、５合目の冨士山小御嶽神社では開山祭が行われ、関係者が夏山シーズン中の登山者の安全を祈願しました。

夏山シーズン中、山梨県などは感染症対策として登山者に体調確認のチェックシートの提示を求めるほか、登山中、人とすれ違う際はマスクや手ぬぐいで鼻と口を覆うことなどを示した「富士登山マナー」を作成し、協力を呼び掛けています。

また、山小屋も宿泊を予約制にしたり、就寝場所のスペースを広く確保したりするなど対策をとっています。