保護司殺害受け全国の保護観察所で調査…不安の声も 法務省
先月、保護司の男性が殺害された事件を受けて、全国の保護観察所で行われている調査で、一部の保護司などから不安の声が上がっていると21日、法務省が明らかにしました。
先月、滋賀県大津市で、保護司の男性が殺害された事件を受けて、法務省は、今月全国の保護観察所に保護司への聞き取りを行うよう指示していましたが、21日、全国の保護観察所の所長らが集まる会議で、調査の途中経過が報告されました。
報告内容によると、一部の保護司から、観察対象と、自宅で面接を行うことへの不安の声などが上がったほか、保護司の家族が不安を訴えるケースもあったということです。
また、一部の保護司から退任の申し出があったことも確認されているということです。
法務省は、調査結果を踏まえ、保護司が安全に活動していくために必要な措置を講じるとしています。