能登半島地震から1年 被災地各地で平穏祈る
能登半島地震から1年となる1日、元日を迎えた被災地でことし1年の平穏を願い、各地で参拝が行われました。
2025年、元日。1年前の1月1日、火災で焼け落ちた輪島朝市通り周辺には、まだ暗い時間から犠牲者を弔う人の姿がありました。
地震で崩れ落ちた珠洲市の景勝地・見附島。日の出とともに地元の住民が平穏を祈りました。
地元に住む人
「去年みたいなこととか何事もなく、平和に過ごせたらいいかな」
被災した輪島市中心部の神社には仮の社が設けられ、多くの人が参拝に訪れました。
地元に住む人
「なるようにしかならんと思うので、諦めないで一歩ずつ前に進むだけかなと思います」
仮設住宅に入居する方は石川県内でおよそ1万3000人。新年を仮の住まいで迎えた住民たちに、つきたての餅がふるまわれました。
仮設住宅の住民
「涙出るわ、ね…。こんな、うそみたいやね、今日みたいな日は」
能登半島地震では504人が犠牲となり、いまも2人の行方がわかっていません。