屋外のマスク“会話少なければ必ずしも必要ない” 厚労省・専門家会議が提言
新型コロナ対策として続くマスク着用について、厚生労働省の専門家会議は、屋外で、周囲の人との距離が十分にない場面でも、周囲で会話が少なければ必ずしも必要ない、などとする考え方を提言しました。
厚労省の専門家会議の提言では、「屋外でマスクが必要ない」のは、周囲の人と距離が十分に確保できる場合、公園での散歩やランニング、自転車での移動などとしました。
また、周囲との距離が十分に確保できなくても、徒歩での移動など、周囲で会話が少ない場合は必ずしも必要ない、としました。
一方、「屋外でマスクが必要」なのは、人混みや会話をする場合などとし、公共交通機関での通勤、通学でも着用し、屋内への訪問がある際にはマスクを持参し、屋内ではマスクを着用することとしています。
また、オミクロン株への対策として、保育園などでの2歳以上の就学前の子どもにマスクの着用を推奨していたことについては、熱中症のリスクや表情が見えにくくなるなどの影響も考え、取りやめることを提言しています。
さらに、未就学児以外にも、小学校などで熱中症リスクが高い場合には登下校時にマスクを外すよう指導すると盛り込まれましたが、十分な距離をとり、会話を控えること、としたほか、屋外の運動場やプールでの体育の授業や休憩時間の密にならない外遊びなどでもマスク着用は不要だと示しました。