「ふるさと納税」で熱海市に寄付支援広がる
大規模な土石流によって甚大な被害を受けた静岡県熱海市に「ふるさと納税」を利用した寄付の支援が広がっています。
■熱海市がふるさと納税を利用し「復旧や支援にあてたい」と寄付金募る
土石流によって、およそ130棟が巻き込まれた熱海市。市は4日から、ふるさと納税の仲介サイト「ふるさとチョイス」を利用して寄付の受け付けを始めました。6日時点で3000人以上、4700万円を超える寄付が集まりました。(6日正午時点)
通常、熱海市では「ふるさと納税」の返礼品として、干物や旅行関連の品を用意していますが、今回は災害支援の寄付のため、返礼品はないといいます。
同サイトには寄付した人から、「1日でも早く復興するよう願ってます」「地域の皆様が安心して暮らすための助けになれば、幸いです。」と応援メッセージがよせられています。
市の担当者は「本当にありがたい。復旧や支援などにあてたいと思います」と話しています。
■大変心苦しいですが、使用済みの日用品等はお断りしています
熱海市がふるさと納税を利用し「復旧や支援にあてたい」と寄付を集める一方で、支援をお断りしている物資があるといいます。
市によると、「大変心苦しいところではありますが」とした上で、現時点では、温度や湿度管理が行えないため、「生鮮食品」や「消費期限の近い食料品」、その他、「使用済み・開封後の日用品や衣類」などはお断りしているとのことです。(5日時点)