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2022年2月26日 12:10

「花粉症」か「オミクロン」か 悩む医師 鼻づまり・倦怠感など似た症状 検査で“コロナ陽性”も

「花粉症」か「オミクロン」か 悩む医師 鼻づまり・倦怠感など似た症状 検査で“コロナ陽性”も

気温が高くなり、「花粉シーズン」が本格化しています。花粉症は新型コロナウイルスのオミクロン株の症状と似ているため、花粉症の症状がある患者が受診し、オミクロン株の陽性が発覚するケースも出ています。一方、ワクチン・検査パッケージの再開へ議論が始まりました。

■花粉症でも「コロナだったら…」不安

25 日、東京は最高気温が 13.4 度となりました。

気になることを有楽町で聞くと、パートの 60 代は「花粉ですね」、自営業の 20 代は「今日と昨日が(花粉が)すごくて、目真っ赤」と話しました。会社員の 20 代には「花粉症だと思っていて、(でも実際は)やっぱり(新型コロナウイルスに)かかってましたとなったら、病院の方にも迷惑かかっちゃいますし。不安ですね」
という悩みもありました。

■鼻づまりや倦怠感…似た症状に医師は

東京・北区のいとう王子神谷内科外科クリニックでは、花粉症の患者が受診していました。


患者は「花粉が本当にひどいので」「くしゃみと鼻水です」「だるさもあります、せきが出る」と症状を訴えました。

医師は「鼻炎の症状なのかオミクロンの症状なのか、ちょっと微妙なところ」と伝えました。鼻づまりや倦怠感など、花粉症とコロナのオミクロン株は症状が似ているため、医師は慎重に診察していました。


伊藤博道院長

「(患者本人はクリニックに)花粉症と感じて来ているわけですけれども、検査をしてオミクロンが確定したケースも経験しました」

「今年はいつもの(花粉症の)薬が効かないとか、症状を感じる場所が違うとか(感じた場合)、積極的に受診をしていただくことが大事かなと(思います)」


■2 回接種でも… 入院のケース多々

埼玉・三芳町のふじみの救急病院のコロナ病棟では、入院している患者の約 9 割を高齢者が占めています。

鹿野晃院長は「高齢の方、介護度が高い方が多いですね」「高齢の方、認知(症)の方など、勝手に出て行ったりとか、目が届かないと危なくてですね…」と言います。その取材中、着信がありました。

発熱があって酸素飽和度が低下した高齢者の救急要請の電話で、鹿野院長は「75 歳男性ですね。うーん、あんまり取ってくれるところないよね」と応対していました。

鹿野院長
「(コロナワクチンを 2 回打っていても)基礎疾患を含めて入院に至るという方が多いですね。3 回目を打てば重症化を防いでくれる可能性はかなり高いと思いますので、打てる人はどんどん打った方がいいと思いますね」

■新パッケージ、飲食店で制限緩和か

その 3 回目接種をめぐり、新たな動きがありました。

接種証明などの提示で飲食店の人数制限などが緩和される「ワクチン・検査パッケージ」。現在ストップしていますが、再開に向けて議論が始まりました。

国立感染症研究所・脇田隆字所長
「ワクチンの有効性が、オミクロンに対してはやはり減弱をしている。(ワクチン・検査パッケージは)これまでと同じものでいいのか、それとも新しい形が必要なのか」

新たな案ではイベントには適用せず、飲食店について制度を活用し、制限を緩和することが検討されています。

(2 月 25 日『news zero』より)