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【解説】コロナ禍の花粉症…オミクロン株と症状が酷似 どう見分ける? “飛び始め”対策が重要

2022年2月21日 19:13
【解説】コロナ禍の花粉症…オミクロン株と症状が酷似 どう見分ける? “飛び始め”対策が重要

本格的な花粉シーズンが近づいています。症状が非常に似ているオミクロン株とどう見分けるのか、どのようなことに気をつけたらいいのか、詳しく解説します。

■感染者“減り方”ゆるやか…来月は花粉のピークに

東京都内では20日、新たに1万2935人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。1週間前の13日と比べると139人の減少です。

ピークは越えたといわれていますが、19日には前の週を上回っていて、減り方はゆるやかです。重症者も20日は87人と増えています。

感染状況がいまだ予断を許さない状況の中、これからピークを迎えるのが花粉です。日本気象協会によると、スギ花粉のピークは東京が3月中旬から下旬で、大阪と広島は3月上旬から中旬となる見込みです。

■花粉症…外出する時の不安 最多は“周囲の目”

多くの人がコロナと同時に花粉症と戦いながら、さまざまな悩みを抱えています。

ノバルティスファーマは、去年12月に全国の614人(20代~40代)を対象にしたアンケートを実施しました。

対象者の約半分は「花粉症の自覚がある人」で、その中でも42.7%の人が「外出する時に花粉症の症状が出ることに不安を感じている」と答えました。

不安を感じる理由で最も多かったのは「くしゃみをした際にコロナの感染を警戒する周囲の目」で、66%でした。

続いて、以下のような理由があります。
・マスクの中でくしゃみをしてマスクが汚れること 52.8%
・花粉症の症状が不快で外出しても楽しめない   50%
・マスクの中で鼻水が出て汚れる         45.1%
・人前で鼻をかむ際のコロナを警戒する周囲の目  38.2%

一方で、花粉症ではない人も含めて、「人のくしゃみが気になるか」尋ねたところ、「気になるようになった」と答えた人が約67%いました。

こうした不安を解消するために、花粉症であることを知らせるグッズもあり、マスクにつけられるシールもあります。

■オミクロン株との見分け方は…医師に聞く

花粉症とオミクロン株は症状がとても似ているので、周りの人だけでなく本人さえも、花粉症なのかコロナなのか症状わかりにくいです。

そのため、日本耳鼻咽喉科頭頸部(けいぶ)外科学会は、花粉症がある人は早めに受診するよう呼びかけています。

オミクロン株と花粉症の症状を比較した内容について、学会でコロナ対策を担当する木村百合香医師に聞きました。

「鼻水・鼻づまり・くしゃみ」「だるさ」はオミクロンと花粉症のどちらにも多い症状だということです。

少し違うのが「発熱」「のどの痛み」「せき」「頭痛」で、花粉症だとそこまで多くないそうです。

一方、大きく違うのが「目のかゆみ」です。オミクロン株では、目のかゆみは、ほぼみられないそうです。

1番の違いである目のかゆみがあれば花粉症の可能性があり、発熱や強いのどの痛みがあったらオミクロンの可能性があるそうです。ただ、あくまでも目安なので、迷ったら自己判断をせずに医療機関を受診するようにしてください。

特に花粉症の人で、例年と違う症状がある場合は、受診の際にコロナの可能性があると伝えてほしいということでした。

■コロナ禍の花粉症対策…重要なのは“症状を抑える”こと

次にコロナ禍で花粉症の症状が出た場合、どのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。

まず、すでに多くの人が実践している「手や指を清潔に保つ」ということです。

目がかゆくなる人は、花粉症のめがねも有効です。顔にぴったりくっついて、花粉を入りにくくするものです。

ウイルスがついた手で目や鼻をこするとコロナに感染するリスクがあるので、こうした対策は大切です。

そして、とにかく「花粉症の症状を抑える」ことが重要だということです。

くしゃみ1回での飛沫の量はせきの10倍以上ということで、マスクをしていても一定の飛沫は通り抜けてしまいます。自分の感染予防だけでなく、症状を抑えることで、人に感染させるリスクも減らすことができるといいます。

    ◇

先ほどの木村医師は「花粉の飛び始めに市販薬でもいいので、対処しておけば症状の抑えられ方が違う」と話していました。市販薬でもいいということで、すぐに対策ができます。今週後半から暖かくなる予想で花粉も増えていくので早めの対処が大事です。

(2022年2月21日午後4時半ごろ放送 news every.「ナゼナニっ?」より)