発表…大人数や“飲酒の会食”高感染リスク
東京都の新規感染者数が急増する中、厚生労働省の専門家会議で、大人数や、お酒ありの飲食で、感染のリスクが高まることを示す調査結果が発表されました。
会議で示されたのは、東京都で緊急事態宣言などが出ていた今年3月から6月に、都内の2か所の医療機関で新型コロナの検査を受けたおよそ280人を対象に、検査前2週間の行動と感染したかどうかを調べたものです。
その結果、「3人以上での会食」を2回以上した人は、そうでない人に比べ、およそ2.5倍感染リスクが高い傾向がありました。また、「3人以上でお酒がある会食」を2回以上した人は、そうでない人より感染リスクがおよそ5倍高くなっていました。
感染リスクがあると言われている会食は、リスクがあることが改めて明らかになった形です。一方、1人での外食やテイクアウトの複数回利用では、感染リスクの明らかな高まりは認められなかったということです。
また、会議で専門家は、東京都の新規感染者数が増加し、特に、40代と50代の入院者数と重症者数が目立ってきていると強い懸念を示しました。