雲南市に緊急安全確保 鳥取でも避難指示
山陰地方で先週から降り続いた雨は、11日に一旦おさまったものの、12日朝から再び局所的に雨脚を強めています。島根・雲南市全域には警戒レベル5となる緊急安全確保が出されています。
気象庁によりますと、島根県東部から鳥取県西部にかけて発達した雨雲がかかり、雲南市では全域に警戒レベル最高の5となる緊急安全確保が出されています。
土砂災害や浸水害の危険があるため避難行動をとってください。外が危険な場合は自宅の2階など安全を確保できる場所に避難してください。
土砂災害発生のおそれがあるとして、12日正午現在、松江市・出雲市・大田市などに避難指示が、安来市などに高齢者等避難が出ています。
鳥取県でも南部町の小松谷川で水位が「はん濫危険水位」を越え、南部町の一部に「避難指示」が出されています。また、米子市の一部には高齢者等避難が出ています。
気象台によりますと、12日午前3時以降の6時間でふった最大雨量は、境港市で観測史上最大の182ミリ、雲南市で132.5ミリ、松江市で123ミリ、米子市で91ミリなどとなっています。
松江市では視界が悪く、引き続き雨が降っています。この雨は午後になると一旦落ち着いてくる予報ですが、河川の増水や土砂災害に引き続き注意が必要です。
雲南市全域には警戒レベル5となる緊急安全確保が出されています。土砂災害や浸水害の危険があるため避難行動をとってください。先週までの雨で地盤がゆるくなっているところは大変危険です。決して油断せず、命を守る行動をとってください。