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「蒙古襲来絵詞」など絵画4点 国宝に

2021年7月16日 18:26
「蒙古襲来絵詞」など絵画4点 国宝に

教科書でもおなじみの「蒙古襲来絵詞」や「唐獅子図」など4点の絵画が、国宝に指定されることになりました。

「蒙古襲来絵詞」は、鎌倉時代にフビライ・ハンの率いるモンゴル帝国が二度にわたって日本に襲来した「元寇」を描いた作品です。竹崎季長という一介の御家人の目線で描かれためずらしい作品で、「視覚資料として類例を見ない貴重なものである」と評価されました。

また、「唐獅子図」は桃山時代の「狩野派」を代表する画家・狩野永徳の作品です。2頭の唐獅子が悠然と歩く様子を力強い筆と明快な色彩で描いていて、「我が国の絵画史上で、突出した存在感を示している」と高く評価されました。