神宮外苑樹木伐採 事業者「約4割減可能」
明治神宮外苑地区の再開発計画を巡り、東京都環境影響評価審議会の部会が開かれ、事業者側は工事に伴う樹木の伐採本数を当初の予定から約4割減らすことができると説明しました。
明治神宮外苑地区の再開発計画を巡っては、今年5月の審議会の部会で、専門家から「伐採本数の根拠が理解できない」「データに基づいた説明が必要である」などといった懸念が示されていました。
16日、改めて行われた審議会の部会で、事業者側は、樹木医が移植が可能と判断したことなどから、工事に伴って伐採する樹木はこれまで予定していた971本から約4割少ない556本まで減らせると説明しました。
また、イチョウ並木の生育に影響が生じるとの懸念に対しては、根の保全のため設計や施工を工夫すると説明しました。
審議会は18日の総会で環境保全の徹底を求める答申をまとめる予定です。