埼玉“大規模停電”影響でワクチン一部廃棄
28日夜、埼玉県内で起きた大規模停電の影響で、複数の自治体が保管中の新型コロナウイルスワクチンを一部廃棄することがわかりました。
埼玉県西部の川越市などでは28日夜、落雷によって東京電力の変電所で火災が起きたことから、およそ12万軒で大規模な停電が発生し、4時間以上続きました。
川越市によりますと、市内4か所の医療機関で冷蔵庫への電気が止まった可能性があり、適切に低温で保管できていたか確認できないため、ファイザー製のワクチン486回分を廃棄するということです。
廃棄による接種への影響はないとしたうえで、今後、停電時は市から医療機関に連絡し、状況把握につとめるとしています。
また、鶴ヶ島市でも、市内2か所の医療機関で冷蔵庫にあったファイザー製ワクチン120回分を廃棄するということです。