感染審判2人無断外出「陰性証明したくて」
新型コロナウイルスに感染し宿泊施設に療養していた東京オリンピックのボートの審判員2人が、再度検査を受けるために無断で外出していたことがわかりました。
組織委員会によりますと、ボートの男性審判員2人は新型コロナに感染し、都内の宿泊療養施設に滞在していましたが、29日、改めてクリニックで検査を受けるために民間の救急車を呼び、無断で外出したということです。
関係者によりますと、1人は日本人で、「ワクチンを打ったのに陽性になるのはおかしい」とオランダ人の審判員を誘って検査を受けていて、「陰性を証明して試合に出たかった」と話しているということです。
検査結果はまだ出ていませんが、組織委員会は、「本人は深く反省している」としています。
また、プレイブック違反かについては、「陽性の判定に不満をもつ者が再度の検査で、陽性確定の判断を覆すことはプレイブックで想定していない」としています。