東京2612人 重症者176人で過去最多
新型コロナウイルスの深刻な感染拡大が続く東京都内で、新たに2612人の感染が確認されました。重症者は19人増えて176人となり、第三波に見舞われた1月20日の160人を上回り、過去最多となりました。
東京都内の新たな感染者は、10歳未満から90代までの2612人で、3日より1097人減りましたが、3連休で休みの医療機関もあったため、一時的に減少したとみられます。
重症者は、9日から19人増えて176人となり、第三波の1月20日の160人を上回り、過去最多となりました。
第三波では高齢者がおよそ8割を占めていましたが、10日の重症者は、40代、50代がおよそ6割となっています。都の重症用病床の使用率は、およそ45%となっています。
一方、70代から90代の3人の死亡も確認されました。このうち70代の男性は、新型コロナに感染後、自宅療養をしていました。
都は、「基礎疾患がなく、症状も軽く、本人の希望で自宅療養をしていた。死亡2日前に水分がとれないと伝えてきたため、医師が往診して点滴をしたが、翌日に容体が急変した」と説明しています。
都内で自宅療養中に死亡が確認されたのは、今月に入り2人目で、累計で47人となりました。