広島各地で浸水被害 タクシー乗り場に列も
気象庁は、活発な前線による記録的な大雨によって「大規模な土砂災害が起きる恐れがある」として、14日午後、広島県にも「警戒レベル5」にあたる大雨特別警報を発表しました。命を守る行動を取るよう、強く求めています。
大雨特別警報が発表されている広島市から中継です。
警戒レベル5に相当する「大雨特別警報」が出ている広島市です。廿日市市全域広島市、安芸高田市、北広島町の一部、およそ17万世帯に「警戒レベル5」の「緊急安全確保」が出ています。
広島市安佐南区では、崩れた土砂が住宅まで押し寄せている場所もあります。ほかにも、県内各地で住宅の浸水被害などが相次いでいるということです。
交通にも大きな影響が出ています。
JR在来線は、県内ほとんどの区間で運転を見合わせており、広島駅のタクシー乗り場には長蛇の列ができていました。
県内では、累積した雨の量が、600ミリを超えるところもあります。引き続き、重大な災害に最大級の警戒が必要です。