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【天気】前線は西日本に停滞 土砂災害警戒

2021年8月18日 18:16
【天気】前線は西日本に停滞 土砂災害警戒

【全国の18日(水)の天気】

前線は西日本に停滞し、太平洋側を中心に大雨が続いています。鹿児島の肝付町内之浦で1時間に91ミリの猛烈な雨が降ったほか、西日本では局地的に非常に激しい雨が降りました。24時間雨量は高知の馬路村魚梁瀬で350ミリを超えました。

11日(水)の降り始めからの雨量は、宮崎のえびのや、佐賀の嬉野、佐賀など全国10地点で1000ミリを超えて、年間雨量の半分以上の雨が、1週間あまりで降った所もありました。一方、18日(水)は北海道でもまとまった雨が降っています。

■1時間雨量(午後3時)

肝付町内之浦(鹿児島) 91.0ミリ(8月1位)

串間(宮崎)      61.5ミリ

竹原(広島)      57.0ミリ(史上1位)

四万十町大正(高知)  51.5ミリ

水俣(熊本)      50.5ミリ

豊橋(愛知)      50.0ミリ

■24時間雨量(午後3時)

馬路村魚梁瀬(高知)  355.0ミリ

静岡市葵区有東木(静岡)277.0ミリ

えびの(宮崎)     276.5ミリ

安芸(高知)      271.5ミリ

■総雨量(8月11日午前0時~18日午後4時)

雲仙岳(長崎)   1266.0ミリ(年間雨量の43%)

えびの(宮崎)   1260.5ミリ(年間雨量の27%)

嬉野(佐賀)    1172.5ミリ(年間雨量の50%)

長浦岳(長崎)   1153.5ミリ

馬路村魚梁瀬(高知)1060.0ミリ(年間雨量の24%)

山鹿市鹿北(熊本) 1038.5ミリ(年間雨量の48%)

大牟田(福岡)   1038.0ミリ(年間雨量の54%)

鳥栖(佐賀)    1014.0ミリ(年間雨量の43%)

大町(佐賀)    1008.5ミリ

佐賀        1002.5ミリ(年間雨量の51%)

【関東の18日(水)の天気】

関東地方は久しぶりに晴れ間が戻り、南部では30℃を超えた所がありました。東京都心では日照時間が4時間以上になるとともに、真夏日になったのは、1週間ぶりです。ただ、天気は変わりやすく、東京でも一時的に通り雨がありました。

■最高気温(18日)

水戸 32.7℃(真夏以上)

熊谷 27.6℃(9月中旬)

東京 31.3℃(平年並み)

横浜 30.7℃(8月下旬)

■1時間雨量(18日)

世田谷14.0ミリ

船橋 12.0ミリ

相模湖22.0ミリ

横浜 10.0ミリ


【全国の19日(木)の天気】

前線は引き続き、西日本に停滞し、湿った南風が吹くため、太平洋側を中心に大雨が続く見込みです。予想される雨量は、四国と東海で150ミリ、九州や中国、近畿で120ミリ。記録的な大雨となった地域は地盤が緩んでいるため、土砂災害に厳重な警戒が必要です。最高気温は晴れ間がある関東や北陸、東北の太平洋側で30℃以上の真夏日になる所が多くなるでしょう。

■予想最低気温(19日)

札幌 18℃(8月下旬、前日と同じ)

仙台 21℃(8月下旬、前日より1℃低い)

東京 24℃(真夏並み、前日と同じ)

名古屋24℃(8月下旬、前日と同じ)

大阪 25℃(8月下旬、前日より2℃高い)

福岡 23℃(9月上旬、前日より1℃高い)

那覇 26℃(9月中旬、前日より1℃低い)

■予想最高気温(19日)

札幌 23℃(9月中旬、前日より4℃高い)

仙台 31℃(真夏以上、前日より1℃高い)

東京 32℃(真夏並み、前日より1℃高い)

名古屋28℃(9月下旬、前日より1℃低い)

大阪 29℃(9月中旬、前日より2℃低い)

福岡 29℃(9月中旬、前日より2℃高い)

那覇 30℃(9月下旬、前日より1℃高い)

【関東の19日(木)の天気】

前線は北陸付近に停滞し、関東地方は夏の高気圧に覆われるでしょう。19日(木)も晴れ間があり、各地で真夏日になるでしょう。北部は今日より気温が上がり、熊谷や前橋では8日ぶりの真夏日になりそうです。急に暑くなる地域もありますので、熱中症に十分ご注意ください。

■予想最低気温(19日)

東京 24℃(真夏並み、前日と同じ)

水戸 24℃(真夏並み、前日と同じ)

前橋 22℃(8月下旬、前日より1℃低い)

熊谷 22℃(9月上旬、前日より1℃低い)

千葉 26℃(真夏並み、前日より1℃高い)

■予想最高気温(19日)

東京 32℃(真夏並み、前日より1℃高い)

水戸 33℃(真夏並み、前日と同じ)

前橋 32℃(8月中旬、前日より3℃高い)

熊谷 33℃(8月上旬、前日より5℃高い)

千葉 32℃(真夏並み、前日と同じ)


【週間予報】

前線が停滞するため、西日本や東海では20日(金)にかけて大雨が続くでしょう。1週間以上も雨が続き、記録的な大雨になっている所もありますので、引き続き、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

関東や東北は夏の高気圧に覆われるため、強い日差しで、暑さが厳しいでしょう。東京はこの先1週間、真夏日が続く予想です。西日本でも来週はようやく大雨の峠を越えて、晴れ間の戻る所もあるでしょう。