アワビがピンチで…黒岩知事が“ダイビング” 海の異変 神奈川・三浦市
神奈川県の黒岩祐治知事が10日午前、三浦市の沖合で水中に潜りました。その目的とは…
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マスクを準備し船へと乗り込んだのは、神奈川県の黒岩祐治知事。向かった先は、神奈川県三浦市の沖合です。
記者
「知事でしょうか、今、手をふって…潜水しました」
水中に潜り、海底の調査をおこないました。
本来、この岩場には高さ1メートル以上の海藻が広がっているはずですが、“スカスカ”に。海水温が上昇するなどして、海藻がなくなる“磯焼け”が急速に進んでいるというのです。
そこで神奈川県は、早く育つ海藻の苗をロープにつけ、海中で育てて再生を目指しています。
成長具合を確かめた知事は…。
神奈川県 黒岩知事
「戻りました。確実に再生しているということを、この目で確認をできて今、ワクワクしてる感じです」
実は神奈川県はアワビの産地ですが、すみかとなる海藻が減っていることで、アワビの漁獲量も急減。海藻を再生し、豊かな海を取り戻そうとしています。