3人目の実行役、起訴内容認める “ルフィ事件”狛江強盗致死
指示役「ルフィ」らによる一連の強盗のうち、東京・狛江市で90歳の女性が死亡した事件で、3人目の実行役の裁判が12日に始まり、男は起訴内容を認めました。
加藤臣吾被告は去年1月、仲間と共に、東京・狛江市の住宅に宅配業者を装って押し入り、住人の当時90歳の女性をバールで殴り死亡させたうえ、高級腕時計などを奪った強盗致死の罪など、3つの事件で起訴されています。
12日、東京地裁立川支部で初公判が開かれ、加藤被告は狛江の事件について「間違いないです」と述べるなど、3つの事件について起訴内容をおおむね認めました。
検察側は冒頭陳述で、「加藤被告は実行役としておよそ1か月で3件の事件に関与した」「現金のありかを聞き出すために、女性の体を蹴った」と指摘しました。一方、弁護側は「加藤被告は指示を受けて行動したのみで、他の共犯者に指示をしてはいない」「女性には触れてない」と主張しました。
狛江の事件をめぐっては、永田陸人被告が無期懲役判決を受けるなど、すでに実行役2人が実刑判決を受けています。