パラ開会式の「夢」義足のモデルが喜び語る
東京パラリンピックの開会式に出演した「義足のモデル」海音さんが、日本テレビのインタビューに答え、「夢がかなってうれしい」と喜びを語りました。
海音さん(19)「デビューしたら(パラリンピックの)開会式に絶対出たいと思っていたので夢がかなってうれしいです」
モデルの海音さんは、開会式に出演し、「ショッキングピンクのド派手なギャルの乗り物」の役を演じました。ピンクの衣装に、光る義足をつけ笑顔でステージに立ちました。
海音さん「(衣装が)“どストライク”だったので、めっちゃかわいいと思いました。モデルとかアイドル、ふわふわしたかわいい感じだから、そんな感じでっていう。かわいいのが前提で踊ってほしいって言われました」
海音さんは、5歳からキッズモデルとして芸能活動をはじめ、10歳からはアイドルグループにも所属していました。しかし、12歳の時、血管が炎症を起こす難病を発症。右足の壊死(えし)が始まり、膝から下を切断しました。一時はモデルの活動をあきらめていましたが、義足を公表して2020年に再デビューを果たしました。
海音さん「昔は人と違うところがすごい嫌だったけど、今は自分にしかない個性だから、そこを個性としてかっこよく生きていきたいなって思っています。私も夢を諦めようと思ったんですけど、自分がしたい夢だったら諦められないと思うので、障害がある、ないではなくて自分がしたいように生きていった方がいいと思います。世界で活躍できるモデルになって見てもらっている人に少しでも勇気を与えられる存在になりたいなと思っています」