天皇ご一家 御所へ引っ越しの間宮殿滞在へ
来月予定されている天皇ご一家の皇居の「御所」への引っ越し作業の間、ご一家は地方の御用邸ではなく、皇居内の「宮殿」に滞在される異例の対応となる見通しとなりました。
皇居の「御所」の改修が終了したことを受けて、東京パラリンピック後に天皇ご一家の引っ越しが予定されています。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ご一家は、引っ越し作業の間、皇居の「宮殿」に滞在するという異例の対応をとられる見通しとなりました。宮殿は、重要な儀式や行事に使う建物で、生活することは想定されていません。
昭和天皇と香淳皇后が、1971年、ヨーロッパ訪問前に宿泊のリハーサルのために1泊した記録があり、それ以来の異例の対応となります。当初、ご一家は地方の御用邸に滞在することが検討されていましたが、天皇陛下の意向を踏まえ、都外への移動は控えられることになりました。
引っ越し作業は、来月6日から10日間の予定で、お住まいの赤坂御所から皇居の「御所」に荷物が運び入れられるということです。