10代の21.3%“接種するつもりなし”
新型コロナウイルスのワクチンについて、10代の若者の21.3%が接種するつもりがないと考えていることが日本財団の調査で明らかになりました。
■ワクチン接種するつもりはない 21.3%
この調査は、日本財団が今年7月に、全国の17歳から19歳の男女1000人を対象に「新型コロナワクチン」をテーマにインターネットでアンケートを行ったものです。
ワクチンを接種する意向があるかについては、56.2%の人がワクチンを接種したい(もしくはすでに接種した)と答え、接種するつもりはない人が21.3%、ワクチンを接種するか決めていない人が22.5%となっています。
■ワクチン未接種 副作用への不安が多数
接種するか未定、もしくは接種するつもりがないと答えた人たちにワクチン接種を受けない理由について聞いてみたところ、ワクチンの副作用への不安をあげる声がもっとも多く、「ワクチンの短期又は軽度の副作用が不安」と答えた人が32.2%、「ワクチンの長期又は重度の副作用が不安」が31.3%にのぼりました。続いて「ワクチンの情報が足りない」という声が30.6%となっています。
一方で、特に理由はないと答えた人は23.1%となっています。(3つまで複数回答可)
■ワクチンの誤情報 判断できる若者は3分の1に満たず
また、接種するか未定、もしくは接種するつもりがないと答えた人たちに、新型コロナワクチンに関する誤情報について、誤った情報と判断できた人はおよそ15%から32%にとどまりました。
例えば、ワクチンは「変異株の新型コロナウイルスには全く効果がない」という情報が間違っていると判断できた人は26.9%、「女性が打つと、不妊のリスクがある」という情報が間違っていると判断できた人は31.5%にとどまりました。
画像提供:日本財団