選手村で接触事故…試合欠場 組織委が謝罪
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は選手村で起きた巡回バスの接触事故で、日本人選手が体調不良を訴え試合を欠場する事態となったことについて、謝罪しました。
組織委員会運営統括・中村英正氏「事故にあわれた方に対し、心よりお見舞い申し上げたい。サービス停止によりご不便おかけしているみなさまにもおわびを申し上げたい」
この事故は26日、選手村で、自動運転の巡回バスが、横断歩道を渡っていた柔道男子日本代表の北薗新光選手と接触したものです。日本パラリンピック委員会によりますと、北薗選手には外傷はなく、脳にも異常はないということですが、食欲不振などの症状が見られたことから、脳しんとうを起こした可能性もあり、出場を辞退する判断に至ったということです。
北園選手は当時転倒したもののその後、「車にぶつかったかはわからない」とも話しているということです。このため組織委員会では今後警察や、バスを運行していたトヨタ自動車も現地に入って接触事故の状況を詳しく調べるとしています。