東京 “2回接種”も感染し死亡、16人に
新型コロナウイルスの深刻な感染状況が続く東京都内で、新たに2539人の感染が確認されました。12日連続で、前の週の同じ曜日を下回りました。
都内の感染者は2539人で、先週金曜日(8月27日)より1688人減り、12日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。また金曜日に3000人を下回るのは7月23日以来、6週間ぶりです。
年代別では、10代以下が2割を超え、増加傾向です。都内の保育園では3日、新たに園児5人の感染が判明し、合わせて8人が感染するクラスターとなっています。
一方、50代から90代の男女10人の死亡が確認されました。このうち心臓などに基礎疾患のある50代の女性は軽症で自宅療養中でしたが、保健所が連絡をとった翌日、自宅で死亡しているのが親族に発見されました。都が確認した自宅療養中の死者は、8月以降、27人となりました。
また死亡した人のうち90代の男性は、ワクチンを2回接種していました。2回接種済みの人の死亡は、都が把握している中では16人になります。
都内の入院患者は4339人で過去最多を更新しましたが、感染症法に基づく病床の拡大要請により、都の確保した病床は6319床になっており、使用率は68.7%にとどまっています。