コロナ治療薬「ソトロビマブ」厚労省に申請
イギリスの製薬会社「グラクソ・スミスクライン」は、新型コロナウイルスの軽症・中等症患者向けの点滴での治療薬について、厚生労働省に国内での製造販売の承認を申請しました。
「グラクソ・スミスクライン」が承認申請したのは、新型コロナの軽症・中等症患者向けの治療薬「ソトロビマブ」です。「ソトロビマブ」は点滴の治療薬で、感染初期の段階で投与することで重症化を防ぐ狙いがあり、肥満や糖尿病などの重症化リスクのある患者が対象となります。
重症化リスクの高い軽症から中等症の患者1057人が参加した海外での臨床試験では、投与29日目までに入院または死亡する人を8割近く減らす効果が確認されたということです。
アメリカでは今年5月に緊急使用許可が出ていて、国内での特例承認を目指しています。承認されれば、中外製薬の「抗体カクテル療法」に続き国内2つ目の軽症患者向けの治療薬になります。