台風13号発生 熱帯低気圧も今後台風に
気象庁によると、6日午後3時に、台風13号が発生しました。台風の中心はフィリピンの近海で、沖縄・那覇から南に約1500キロ以上離れています。
6日午後9時には、中心付近の最大風速が23メートル、北西に毎時20キロの速さで進んでいます。今後、フィリピンの東の海上を北西に進み、8日または9日頃にフィリピンのルソン島を横断するとみられます。
日本からは離れているので、進路予想通りの動きならば、日本への直接的な影響はない見込みです。
台風13号の東には、別の熱帯低気圧があります。今後、台風に発達して、北西に進むでしょう。週末には沖縄県の先島諸島に近づくおそれもあるので、今後の情報に注意してください。
日本近海の海水温が一年で一番高いのは、8月から9月上旬です。台風は、海水温が高い海域で急に発達し、強い勢力を維持したまま日本に近づいてくることがあります。今年は日本の南の海上で平年より海水温が高いので注意したいところです。
突発的な集中豪雨を予想するのは難しい面もありますが、台風は進路予想が発表されるので備えることができます。過去30年の統計によると、9月の台風発生数は8月に次いで多い5.0個、接近数は8月と同じ3.3個、上陸数は一年で一番多い1.0個です。
ハザードマップ、避難場所、防災グッズを、もう一度、確認してみてはいかがでしょう。