【台風１４号】
強い勢力の台風１４号は、東シナ海をゆっくりと北上中です。沖縄県は台風の強風域を抜けました。今後、台風の動きは遅くなり、中国の上海付近で数日間、ほとんど停滞する見込みです。１６日（木）ごろから、上空の強い西風である「偏西風」に流され、進路を東向きに変えて、スピードも速まるでしょう。台風は１７日（金）に西日本に接近するおそれがあり、１８日（土）には東北地方付近で温帯低気圧に変わる見込みです。

【全国の１４日（火）の天気】
台風の北側に秋雨前線が停滞し、台風周辺の湿った空気が前線を刺激するため、１４日（火）は九州を中心に大雨となるおそれがあります。長崎県では１時間に５０ミリの非常に激しい雨が降り、１４日（火）の夕方にかけて１８０ミリの大雨が予想されています。西日本のほか、東海や関東でも前線の影響で雨が降りますが、北日本や北陸では晴れ間があるでしょう。最高気温は東北から四国で２５度前後、北海道では２０度と秋の空気に覆われそうです。

【週間予報】
この先、数日間は台風１４号が上海付近に停滞し、秋雨前線も西日本に停滞するでしょう。週の半ばにかけて九州を中心に大雨。１７日（金）から１８日（土）にかけては台風が列島を通過し、広い範囲で雨が降るでしょう。１８日（土）は台風の勢力が弱まり、温帯低気圧に変わりますが、北日本や東日本も雨脚の強まる所がありそうです。週半ばは東北や関東で気温がやや下がりますが、１９日（日）以降は関東から西で最高気温が３０度前後と暑いでしょう。