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目を輝かせて…愛子さまと佳子さまが雅楽を鑑賞

2022年11月19日 13:24
目を輝かせて…愛子さまと佳子さまが雅楽を鑑賞

天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは、秋篠宮ご夫妻の二女・佳子さまと雅楽の演奏会を初めて鑑賞されました。このニュースについて日本テレビ客員解説員の井上茂男さんに聞きました。

■愛子さま “予習”をして臨まれた演奏会

天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは、秋篠宮ご夫妻の二女・佳子さまとともに、5日皇居で行われた雅楽の演奏会を鑑賞されました。去年20歳となり、成年皇族となった愛子さまが、雅楽演奏会を鑑賞されるのは初めてです。

側近によりますと、愛子さまは学習院大学の選択科目で日本の伝統芸能を選ぶなど日本文化について関心があり、5日の演奏会では「重厚な音ですね」などと述べ、太鼓の音や柄についても質問されていたということです。

――このニュースをどのように受け止められましたか。

若い従姉妹同士のお二人が並んで行事に臨まれる姿を、うれしく見ました。佳子さまは日々の活動がニュース等で伝えられていますが、愛子さまはオンラインでの大学の授業が続いていて、なかなか姿を見る機会がありませんから珍しいシーンです。春の記者会見のまま、お元気で青春の時を過ごされていることがうかがえます。

■佳子さまに会って喜ばれた愛子さま

目を輝かせて鑑賞されていて、本当にご興味がおありになるのだなということが分かります。関係者の話では、愛子さまは佳子さまに久しぶりに会って、楽しく話をしたことを喜ばれていたそうです。

愛子さまはこの日の演奏会に向け、前もって楽部の資料を読み、大学の授業で学んだ雅楽の教材や、その時のノートを見返して、“準備”と言いますか“予習”をして臨まれたそうです。真面目で、一生懸命なご性格がわかります。

愛子さまは12月1日で21歳の誕生日を迎えられます。少しずつ公的な活動が始まっていくでしょうが、その時を楽しみにしています。

【井上茂男(いのうえ・しげお)】
日本テレビ客員解説員。皇室ジャーナリスト。元読売新聞編集委員。1957年生まれ。読売新聞社で宮内庁担当として天皇皇后両陛下のご結婚を取材。警視庁キャップ、社会部デスクなどを経て、編集委員として雅子さまの病気や愛子さまの成長を取材した。著書に『皇室ダイアリー』(中央公論新社)、『番記者が見た新天皇の素顔』(中公新書ラクレ)。