天皇陛下 皇居内の水田で稲刈り
20日から皇居の「御所」で新しい生活を始めたばかりの天皇陛下は21日、皇居内の水田で、稲刈りにのぞまれました。
天皇陛下は21日午後、皇居内の水田で、うるち米の「ニホンマサリ」ともち米の「マンゲツモチ」、あわせて20株の稲刈りをされました。
天皇による皇居での稲作は、昭和天皇が始めたもので、陛下は今年5月に自ら水田に入り、種もみをまいて、5月に植えた稲を力強く刈り取られていました。
今年は、長雨が続いた時期があったものの、稲の生育状況は平年並みだということで、収穫された稲は、宮中祭祀(さいし)の「新嘗祭」や伊勢神宮の神事などに使うほか、ご一家で食されるということです。
天皇ご一家は、今月、赤坂御用地から引っ越し、およそ2週間の宮殿滞在を経て、20日から御所で新生活を始められています。