ホットプレートで再現 自宅で“店の味”を
おうち時間が増えて、自宅でホットプレートを使う人も増えたと思います。ホットプレート料理にあわせるタレや、店の定番メニューを再現するレシピなど、おうち時間を楽しむための商品が続々と登場しています。
◇
熱々の鉄板の上で音を立てる牛肉をご飯と混ぜていただく、ステーキチェーン・ペッパーランチの代表メニュー、ビーフペッパーライス。
外食が難しい今、店の味を自宅のホットプレートで再現するレシピが話題になっているといいます。
「news every.」はホットプレートを持って店を訪れました。
「このホットプレートでお店と同じメニューが作れるんですか?」
ペッパーランチ広報 冨沢美幸さん
「はい、お店と同じ味ではないですが、ご家庭の味のペッパーライスを作れます」
店直々にホットプレートでの作り方を教えてもらいました。
ペッパーランチ広報 冨沢美幸さん
「まずお肉に下味をつけてください」
焼き肉のたれや醤油など、好みの下味をつけます。
ペッパーランチ広報 冨沢美幸さん
「(ご飯を)かわいく盛り付けていただければと思います」
冷たいままのホットプレートに油をひいて、ご飯を山型にのせます。ご飯の中央にくぼみをつくり、周りに肉を置いたら、くぼみにバターを入れ、上からコーンや塩コショウ、ネギをのせれば準備完了です。
ペッパーランチ広報 冨沢美幸さん
「SNSにお写真をアップするときは今が撮影タイムとなっております」
最後にホットプレートのスイッチを入れると、肉が焦げずおいしく仕上がるということです。
Q.混ぜるときのコツは?
ペッパーランチ広報 冨沢美幸さん
「中心にバターがあるので、ご飯とよく混ぜて、そのあとお肉を一緒にまぜてください。バターがご飯にからむとバターライスの味がしておいしくなります」
◇
自宅で食事をする機会が多くなったコロナ禍、ホットプレートを活用する人は増加しています。
都内の家電量販店ではホットプレート全体の売り上げが以前の2倍以上に伸びたといいます。
ヨドバシカメラ・家電コンシェルジュ 結城一文さん
「増えてきているのが通常のベーシックなホットプレートから複数のプレートを使用している商品が非常に多くなってきております」
たこ焼きのプレートがついているものや、油が下の水受けに落ちる商品など、家の中で使っても煙が出にくい商品が売れているということです。
日本電機工業会によりますと、2020年のホットプレートの出荷額は2019年の140%以上と急増し、今年も新型コロナ流行前の2019年を上回る状況が続いています。
◇
ホットプレート人気を受け、新たなアイテムを開発した会社もあります。
オタフクソースが9月に発売したのは、ホットプレート向けのたれ2種類です。
そのうちのひとつ、「うま辛味噌だれ」で豚肉の蒸し鍋をつくりました。
ホットプレートにのせたもやしにたれをかけ、その上に豚肉とニラを重ねて200℃でおよそ8分蒸し焼きにします。
すると、韓国風の料理が簡単に出来上がりました。
そのお味は…
「甘辛いタレと豚肉、シャキシャキのもやしがよく絡んで、おいしいです」
開発の担当者は…
オタフクソース商品企画課 渡邉大祐さん
「皆さんが今、通常のごはんにマンネリ化でホットプレートというのが消費者の皆さんに使われて、調理を楽しんでいるというところがみえてきてですね、実は(新商品は)業務用の商品から味を参考にさせていただいていまして、やはり外食で食べていた味をおうちでも再現できるように、我々の(業務用の)ノウハウをこの商品に詰め込んだという形です」
長引くおうち時間を豊かにするための工夫が続いています。