「おうち観戦楽しんで」茨城県がHP開設
■「おうち観戦」でも興奮や感動を共有してほしい、担当者の思い
「茨城ライブスタジアム」は、茨城県鹿嶋市で行われるサッカー競技を盛り上げようと、県が「公式」に立ち上げた応援サイトです。
鹿嶋市で行われる東京オリンピックのサッカーの競技をテレビなどで観戦しながら、茨城県出身でサッカー元日本代表の鈴木隆行さんや茨城県出身のタレント・カミナリさんらによる解説やトークをスマホやパソコンで楽しめるライブ型のコンテンツ配信を予定しています。
また、ファン同士でコメントやリアクションを共有できる「ファンゾーン」もウェブ上に設置し、会場で生で観戦しているように、興奮や感動を共有出来る仕組みになっているということです。
茨城県オリンピック・パラリンピック課の鷹羽伸一課長は、試合観戦だけでなく、スタジアム外でのパブリックビューイングなどのイベントも中止になり、残念ながら大勢で観戦できなかった方々のおうち観戦をフォローできないかと考え、サイトの開設に至ったと話します。
■応援サイトの周知進まず、気をもむ担当者たち
一方、試合開催日が迫る中でサイトの周知が進んでいないことに担当者は気を揉んでいます。試合まであと1日となった7月21日午前時点で「茨城ライブスタジアム」のTwitterフォロワーはわずか73人。サイトの存在がまだあまり知られていないことがうかがえます。
観客を入れての開催になるかどうか直前まではっきりしなかったことも周知が進んでいない要因だということですが、「安心安全に観戦を楽しんでいただけるよう、サイトのPRをもっと積極的に行っていきたい」と力を込めます。
■ファン向け「ライブサイト」で安心安全な五輪観戦を
新型コロナウイルスの影響により、全てが「異例」の中で行われる東京オリンピック・パラリンピックですが、そんな中でもなんとかファンに競技を楽しんでもらいたいと奮闘する茨城県の担当者たち。
東京都オリンピック・パラリンピック準備局も「おうち観戦」をより楽しんでもらおうと「みんなの東京2020応援チャンネル」をYouTube上に開設。人気タレントやアスリートが出演する動画で競技の見所を解説したり、トークショーの配信も予定されているということです。
様々な制約がある中で開催される異例の五輪ですが「おうち観戦」を楽しんでもらおうという取り組みが広がっているようです。