アメリカと中国の北朝鮮担当者が電話会談
アメリカと北朝鮮の対話再開のめどが立たない中、米中の北朝鮮担当者が電話会談を行いました。
中国外務省によりますと6日、アメリカのソン・キム北朝鮮担当特別代表と、中国の劉暁明朝鮮半島問題特別代表が電話会談を行いました。
この中では、中国側からアメリカのバイデン政権が策定した北朝鮮政策に対する見方を伝えた上で、核・ミサイル問題などの「政治的な解決を進めるべき」と訴えたということです。また、「アメリカは北朝鮮の正当で合理的な懸念の解決を重視すべきだ」と述べました。中国はこれまでも、国連などで北朝鮮に対する制裁の緩和などを主張しています。
これに対しアメリカ側は、米朝対話の早期再開を望むとの考えを示したということです。
その上で米中両国は、今後も北朝鮮問題で意思疎通を維持していくことで一致したということです。