独自:都内自治体の接種完了時期にばらつき
新型コロナウイルスワクチンの希望者への接種について、東京都内の自治体のうち、4つの自治体が今月末までに完了する一方、半数以上が11月中と回答するなど、完了時期にはばらつきがみられることが日本テレビの調査でわかりました。
日本テレビのワクチンに関するアンケートでは、東京都の53自治体のうち、44の自治体から回答を得ました。
「希望する住民すべてへの接種を完了する時期」については、調布市、墨田区など4自治体が「今月末まで」と回答し、政府の目標より早い見通しを示す一方で、10月中が10自治体、11月中が26自治体で、接種完了時期は自治体によってばらつきがみられることがわかりました。
また、接種率が高い上位22自治体のおよそ半数が、8月までの早い段階でファイザー製とモデルナ製の併用を始めていた一方で、接種率が低い22自治体の9割では併用せず、早い段階でモデルナ製を併用した自治体が、ファイザーの供給不足の影響を受けず接種が加速したことがわかりました。
このほか、ワクチン接種について、「大変な困難の上に実施できた」「突然の方針変更に対応するため職員の疲弊度、過労度は計り知れない」など、自治体の負担を訴える声も聞かれました。